内痔核・外痔核 総論
2014.12.18 メディビトの知恵概要
ポイント
・外痔核は痛い。
「http://www.komonka.com/album/pg38.html」より引用
○診療のすすめ方、考え方
・内痔核が進み、常に脱出するようになると脱肛と呼ぶ。
・外痔核で血栓を生じた場合は血栓性外痔核と呼び、強い痛みをともなう。
診断
【内痔核の分類(Goligher)】
第1度:排便時の肛門管内に膨らんでくる程度の痔核
第2度:排便時に肛門外に脱出するが、排便がすめば自然に還納しうる程度の痔核
第3度:排便時に脱出し、指などで押し込まないと還納不能の痔核
第4度:常に肛門に脱出したままの痔核
症状
・内痔核:排便時の出血、脱肛
・外痔核:出血は少ない、疼痛(激痛の場合もある)
検査
・視診、触診
・肛門鏡
治療、処方例
・保存療法
坐薬、軟膏などの外用薬(止血、疼痛緩和)
内服薬(血流改善、緩下剤)
・ALTA療法:ジオンⓇ注射による硬化療法
・ゴム輪結紮療法
・結紮切除術
○「内痔核治療法研究会」
○患者指導
・嗜好品や刺激物の摂取は控える。
・肛門部のうっ血防止のため、体を動かす。
・肛門周囲を衛生に保つ。
禁忌
英名、通称、略称
概念
定義
疫学
歴史
病因、病態
解剖、生理学、生化学
「http://www.komonka.com/album/pg38.html」より引用
診断基準
分類、重症度分類
予後
合併症
キーワード、ポイント
・外痔核は痛い。
「http://www.komonka.com/album/pg38.html」より引用
診療のすすめ方、考え方
・内痔核が進み、常に脱出するようになると脱肛と呼ぶ。
・外痔核で血栓を生じた場合は血栓性外痔核と呼び、強い痛みをともなう。
・排便時などに腹圧がかかると、肛門管粘膜が脱出する場合は内痔核脱肛(肛門脱)と呼ぶ。
(注:直腸脱とは異なる病態)
診断
・視診、直腸診、肛門鏡診を行う。
【内痔核の分類(Goligher)】
第1度:排便時の肛門管内に膨らんでくる程度の痔核
第2度:排便時に肛門外に脱出するが、排便がすめば自然に還納しうる程度の痔核
第3度:排便時に脱出し、指などで押し込まないと還納不能の痔核
第4度:常に肛門に脱出したままの痔核
症状
・内痔核:排便時の出血、脱肛
・外痔核:出血は少ない、疼痛(激痛の場合もある)
検査
・視診、触診
・肛門鏡
「http://www.koumon.jp/archives/34」より引用
鑑別診断
・肛門ポリープ
治療、処方例
【治療】
・保存療法
坐薬、軟膏などの外用薬(止血、疼痛緩和)
内服薬(血流改善、緩下剤)
・出血が止まらない痔核は、痔核に硬化剤(5%フェノールアーモンド油)を注射する。
・ALTA療法:ジオンⓇを痔核へ直接注射する硬化療法で、一つの痔核に対して4箇所に分割して
局所注射(四段階注射法)する。
4箇所:上極部粘膜下層、中央部粘膜下層、中央部粘膜固有層、下極部粘膜下層
・ゴム輪結紮療法:内痔核だけが脱出するようになったものに有効で、1〜2週間後に痔核は脱落する。
・結紮切除術:繰り返す場合や日常生活に支障を来たすような場合は切除を考える。
○「内痔核治療法研究会」
禁忌
患者指導
・嗜好品や刺激物の摂取は控える。
・肛門部のうっ血防止のため、体を動かす。
・肛門周囲を衛生に保つ。