結腸軸捻転症 総論
2014.12.18 メディビトの知恵概要
・腸軸捻転により、腸閉塞をきたした病態である。
ポイント
・S状結腸に好発するが、まれに小腸や盲腸にも発生する。
・高齢男性、常習性便秘の人に多い。
診断
症状
・突然の腹痛
・腹部膨満
・ショック症状
検査
・X線検査:拡張したS状結腸がみられる。(coffee bean sign)
「日本消化器内視鏡学会 雑誌Vol. 51 (2009) No. 4
https://www.jstage.jst.go.jp/article/gee/51/4/51_1143/_pdf」より引用
・造影検査:S状結腸肛門側部で、鳥のくちばし状の狭小化がみられる。(拡張したS状結腸は造影されない)
注:造影を行う際にはバリウムでは閉塞のリスクがあるのでガストログラフィンを使用する。
・内視鏡検査
「パリエット 消化器基本画像集」より引用
治療、処方例
【治療】
・ショック、敗血症に対する全身管理を行う。
・大腸内視鏡により整復を試みる。
・腸管壊死をおこしている場合は外科的切除を考慮する。
・軸捻の改善のみでは再発することが多いため、頻繁に繰り返す際には切除手術を行う。
禁忌
キーワード、ポイント
・腸軸捻転により、腸閉塞をきたした病態である。
診療のすすめ方、考え方
・S状結腸に好発するが、まれに小腸や盲腸にも発生する。
・高齢男性、常習性便秘の人に多い。
診断
症状
・突然の腹痛
・腹部膨満
・ショック症状
検査
・X線検査:拡張したS状結腸がみられる。(coffee bean sign)
「日本消化器内視鏡学会 雑誌Vol. 51 (2009) No. 4
https://www.jstage.jst.go.jp/article/gee/51/4/51_1143/_pdf」より引用
・造影検査:S状結腸肛門側部で、鳥のくちばし状の狭小化がみられる。(拡張したS状結腸は造影されない)
注:造影を行う際にはバリウムでは閉塞のリスクがあるのでガストログラフィンを使用する。
・内視鏡検査
「パリエット 消化器基本画像集」より引用
鑑別診断
治療、処方例
【治療】
・まずはショック、敗血症に対する全身管理を行う。
・大腸内視鏡により整復を試みる。
・生理食塩水の注腸で整復する。
・腸管壊死をおこしている場合は外科的切除を考慮する。
・軸捻の改善のみでは再発することが多いため、頻繁に繰り返す際には切除手術を行う。
禁忌
患者指導
専門医に紹介
診断
「パリエット 消化器基本画像集」より引用
「日本消化器内視鏡学会 雑誌Vol. 51 (2009) No. 4
https://www.jstage.jst.go.jp/article/gee/51/4/51_1143/_pdf」より引用