吸収不良症候群 総論
2014.12.18 メディビトの知恵概要
ポイント
・腸管からの脂質・糖質・蛋白質・ビタミン・ミネラル・水・電解質などの吸収不良によって惹起される。種々の臨床症状を呈する病態の総称である。特に脂肪の吸収障害が最も起こりやすい。
診断
・臨床症状、血液検査で本症が疑われた場合は、消化吸収試験を行う。
・原因疾患特定のため、小腸X線検査、十二指腸・小腸内視鏡検査、生検による組織検査、腹部超音波・CT検査などを行い診断する。
症状
・下痢
・脂肪便
・体重減少
・ビタミン,ミネラルの低下による種々の症状
下痢、脂肪便、体重減少、発達障害、倦怠感、腹部膨張、浮腫、腹水、貧血
口内炎、舌炎、骨軟化症、テタニー、皮下出血、神経障害、夜盲症など
検査
・血液検査
・消化吸収試験
治療、処方例
【治療】
・障害が軽度の場合
食事療法:高蛋白、低脂肪、高カロリー、および消化酵素の投与
・障害が高度で低栄養状態を伴う場合
栄養療法:経腸栄養(成分栄養、消化態栄養)または中心静脈栄養
・原因となる疾患の治療
禁忌
キーワード、ポイント
・腸管からの脂質・糖質・蛋白質・ビタミン・ミネラル・水・電解質などの吸収不良によって惹起される。種々の臨床症状を呈する病態の総称である。特に脂肪の吸収障害が最も起こりやすい。
診療のすすめ方、考え方
診断
・臨床症状、血液検査で本症が疑われた場合は、消化吸収試験を行う。
・原因疾患特定のため、小腸X線検査、十二指腸・小腸内視鏡検査、生検による組織検査、腹部超音波・CT検査などを行い診断する。
症状
・下痢
・脂肪便
・体重減少
・ビタミン,ミネラルの低下による種々の症状
下痢、脂肪便、体重減少、発達障害、倦怠感、腹部膨張、浮腫、腹水、貧血
口内炎、舌炎、骨軟化症、テタニー、皮下出血、神経障害、夜盲症など
検査
・血液検査
・消化吸収試験
鑑別診断
治療、処方例
【治療】
・障害が軽度の場合
食事療法:高蛋白、低脂肪、高カロリー、および消化酵素の投与
・障害が高度で低栄養状態を伴う場合
栄養療法:経腸栄養(成分栄養、消化態栄養)または中心静脈栄養
・原因となる疾患の治療
【処方例】
・消化酵素 パンクレアチンⓇ 1回1g 1日3回朝昼夕食後