ベータ版
ただいまコンテンツ増幅中です。
あなたの編集協力、情報・資料提供をお願いいたします。

潰瘍性大腸炎 総論

2014.12.18  メディビトの知恵   
最終更新日: 2016年02月17日
編集リクエスト情報提供?

概要

ポイント

・肛門から連続性、全周性に大腸の粘膜にびらんや潰瘍ができる大腸の炎症性疾患。

・原因は不明。

・小児から高齢者まで発症し、好発年齢は10歳代後半~20歳代。

・潰瘍性大腸炎は指定難病であり、医療費助成の対象となる。

 

「難病情報センター 潰瘍性大腸炎」

 http://www.nanbyou.or.jp/entry/3739

 

診療のすすめ方、考え方

・血性下痢を引き起こす感染症と鑑別することが必要である。

 

【分類】

病変の拡がりによる分類:直腸炎型、左側大腸炎型、全大腸炎型、特殊型

②病期の分類:寛解期、活動期

③重症度による分類:軽症、中等症、重症、激症

④臨床経過による分類:初回発作型、再燃寛解型、慢性持続型、急性激症型

診断

・下痢の原因となる細菌や感染症の検査

・内視鏡検査を行い、炎症や潰瘍の形態・範囲を調べ、あわせて生検を行う。

 症状

・初発時:下血(血便)、下痢、腹痛

 検査

・内視鏡検査

・生検

・便細菌培養検査、血清抗体検査

・X線検査

治療、処方例

①投薬治療

②血球成分除去療法:LCAP(白血球除去療法:セルソーバ)、GCAP(顆粒球除去療法:アダカラム)。

③手術

・内科治療が無効な場合(特に重症例)

・副作用などで内科治療が行えない場合

・大量の出血

・穿孔

・癌またはその疑い

④その他

・再発する場合も多いため、継続的な治療が必要である。

・発病して7~8年経過すると大腸癌を合併する場合があるため、内視鏡検査が必要。

禁忌

最終更新日: 2016年01月07日
編集リクエスト情報提供?

診断

症状

検査

治療

最終更新日: 2016年01月07日
編集リクエスト情報提供?

英名、通称、略称

概念

定義

疫学

歴史

病因、病態

解剖、生理学、生化学

診断基準

分類、重症度分類

予後

合併症

最終更新日: 2016年02月17日
編集リクエスト情報提供?

キーワード、ポイント

・肛門から連続性、全周性に大腸の粘膜にびらんや潰瘍ができる大腸の炎症性疾患。

・原因は不明であるが、遺伝子因子や免疫反応異常が関与していると考えられる。

・小児から高齢者まで発症し、好発年齢は10歳代後半~20歳代。

・潰瘍性大腸炎は指定難病であり、医療費助成の対象となる。

 

「難病情報センター 潰瘍性大腸炎」

 http://www.nanbyou.or.jp/entry/3739

診療のすすめ方、考え方

・血性の下痢を引き起こす感染症と鑑別することが必要である。

 

【分類】

病変の拡がりによる分類:直腸炎型、左側大腸炎型、全大腸炎型、特殊型

②病期の分類:寛解期、活動期

③重症度による分類:軽症、中等症、重症、激症

④臨床経過による分類:初回発作型、再燃寛解型、慢性持続型、急性激症型

診断

・症状の経過と病歴などの問診

・下痢の原因となる細菌や感染症の検査

・内視鏡検査を行い、炎症や潰瘍の形態・範囲を調べ、あわせて生検を行う。

症状

・初発時:下血(血便)、下痢、腹痛

・重症:発熱、貧血などの全身症状を伴うもの。

1602

・合併症:皮膚病変(結節性紅斑、壊疽性膿皮症など)、関節病変(非リウマチ性多発性関節炎)、胆道系病変(原発性硬化性胆管炎)

検査

・内視鏡検査

1601

02題の画像01無題の画像

「パリエット 消化器基本画像集」より引用

 

・生検:好中球浸潤、陰窩膿瘍、杯細胞減少、腺管のねじれ・萎縮など

・便細菌培養検査

・X線検査:病変の局在の把握に有用

鑑別診断

・下痢の原因となる細菌や感染症の検査を行う。(便細菌培養検査、血清抗体検査)

治療、処方例

kaiyouseidai2

①投薬治療 

5-アミノサリチル酸薬(5-ASA)製薬

・副腎皮質ステロイド薬

・免疫調節薬または抑制薬

・抗TNFα受容体拮抗薬

②副腎皮質ステロイド薬で効果が得られない活動期の治療

 血球成分除去療法:血液中から異常に活性化した白血球を取り除く治療法で、LCAP(白血球除去療法:セルソーバ)、GCAP(顆粒球除去療法:アダカラム)がある。

③以下の場合は、手術を検討する

・内科治療が無効な場合(特に重症例)

・副作用などで内科治療が行えない場合

・大量の出血

・穿孔

・癌またはその疑い

④その他

・再発する場合も多いため、継続的な治療が必要である。

・発病して7~8年経過すると大腸癌を合併する場合があるため、定期的な内視鏡検査が必要である。

 

【処方例】

 a.アミノサリチル酸制剤(ペンタサ®,アサコール®,サラゾピリン®):経口

  ・ペンタサ®(500mg)24g(48)

  ・アサコール®(400mg)2.43.6g(69)

  ・サラゾピリン®(500mg)46g(812)

 b.アミノサリチル酸制剤:局所投与

  ・ペンタサ®注腸:1g,眠前

  ・サラゾピリン®坐薬:0.5g12

 c.副腎皮質ステロイド薬

  ・プレニドン®:3040mg(または1mg/kg体重)1回,経口

  ・水溶性プレドニン®:11.5mg/kg体重,分割または継続投与

 d.免疫調節薬(抑制薬)

  ・アザチオプリン(イムラン®)2.03.0mg/kg体重

  ・6-メルカプトプリン(ロイケリン®)1.01.5mg/kg(保険適用外)

 e.抗TNFα受容体拮抗薬

  ・インフリキシマブ(レミケード®)5mg/kg体重(1回投与量),2時間以上かけて投与

禁忌

患者指導

・潰瘍性大腸炎は指定難病であり、医療費助成の対象となる。

「厚生労働省 難病対策」

 http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/nanbyou/index.html

専門医に紹介

最終更新日: 2016年01月07日
編集リクエスト情報提供?

専門家からアドバイス

補足事項

 

最近のトピック

診断

治療

最終更新日: 2016年01月27日
編集リクエスト情報提供?

診断

02題の画像01無題の画像

「パリエット 消化器基本画像集」より引用

治療

共有資料(パンフ、スライド)

その他

最終更新日: 2016年01月07日
編集リクエスト情報提供?

学会、研究会

ガイドライン

患者会

ホームページ

メーリングリスト

 

参考文献

参考図書

関連動画、映画

関連資格

 

その他

最終更新日: 2016年01月07日
編集リクエスト情報提供?

診断

治療

その他


[潰瘍性大腸炎]の新着・更新記事

新着・更新

[消化器科]の直近イベント

直近のイベント

免責事項要約

この免責事項は本ウェブサイトを利用されるすべての閲覧者に適用されます。本サイトの情報の利用者はこの免責事項の内容を承諾したものとみなします。
本サイトは医療情報の提供を目的としており、本サイト自体が医療行為を行うものではありません。内容のご利用(閲覧、投稿、外部での再利用などすべてを含む)に関しましては利用者様の自己責任において独自検証してご利用ください。共同作業により編集されるウェブサイトという性格上、いかなる記事や引用文、画像、音声情報等は正確性、真実性、最新性、信頼性、合法性を保証していません。本サイトはサイト上で提供されている情報を直接または間接に利用したことにより生じた結果に対して一切の責任を負うことはできません
本サイトからリンクやバナーなどによって他のサイトに移動された場合、移動先サイトで提供される情報、サービス等についても一切の責任を負いません。