肛門周囲膿傷 総論
2014.12.18 メディビトの知恵概要
ポイント
・肛門陰窩の細菌感染が周囲に波及し、膿瘍を形成したもの。
診断
・視診、触診、血液検査を行う。
・肛門部痛、肛門周囲痛とともに炎症所見(局所の発赤、発熱や白血球増多、CRP上昇)があれば診断となる。
症状
・肛門周囲痛
・腫脹
・発熱
検査
・肛門鏡
治療、処方例
【治療】
・切開排膿を行う。
・排膿後、3~5日抗生物質を投与する。
【処方例】
・切開後、ゲンタシン軟膏 塗布
・クラビット錠 1日3回 服用
禁忌
キーワード、ポイント
・肛門陰窩の細菌感染が周囲に波及し、膿瘍を形成したもの。
・排膿後に治癒する場合もあるが、痔瘻を形成し、難治性となる場合もある。
・肛門周囲膿瘍と判断して、切開しても排膿が不十分で、発赤、疼痛が消退しない場合や陰嚢にまで炎症が広がる場合、悪臭を伴う場合はフルニエ症候群(壊疽性筋膜炎)の可能性があり、緊急手術を考慮する。
診療のすすめ方、考え方
診断
・視診、触診、血液検査を行う。
・肛門部痛、肛門周囲痛とともに炎症所見(局所の発赤、発熱や白血球増多、CRP上昇)があれば診断となる。
症状
・肛門周囲痛
・腫脹
・発熱
検査
・肛門鏡
・血液検査
鑑別診断
治療、処方例
【治療】
・切開排膿を行う。
・排膿後、3~5日抗生物質を投与する。
【処方例】
・切開後、ゲンタシン軟膏 塗布
・クラビット錠 1日3回 服用
禁忌
患者指導
専門医に紹介
診断
「日本大腸肛門病学会 大腸・肛門の病気について」より引用
http://www.coloproctology.gr.jp/aboutsickness/archives/25