食道良性腫瘍 総論
2014.12.18 メディビトの知恵概要
ポイント
・種類は平滑筋腫、ポリープ、血管腫、乳頭腫、脂肪腫、嚢腫、顆粒細胞腫、リンパ管腫、線維腫などがあり、この中で平滑筋腫は発生頻度が最も高く、約70〜90%を占める。
診断
・食道造影検査、食道内視鏡検査、食道超音波内視鏡検査を行い、併せて生検組織診により確定診断する。
症状
・無症状が多い
・ときに、嚥下時不快感や異物感、嚥下困難
検査
・食道造影検査
・食道内視鏡検査
・食道超音波内視鏡検査
・生検
治療、処方例
【治療】
・治療の対象となるものは少ない。
・良性、無症状の場合:経過観察
・有症状のもの、悪性が否定できないものは切除。
・ポリープ状、小さいもの:内視鏡的切除
・平滑筋腫は粘膜下腫瘍の形態を示すため、大小に関わらず切除する。
禁忌
キーワード、ポイント
・食道良性腫瘍のなかで治療の対象となるものは比較的少ない。
・種類は平滑筋腫、ポリープ、血管腫、乳頭腫、脂肪腫、嚢腫、顆粒細胞腫、リンパ管腫、線維腫などがあり、この中で平滑筋腫は発生頻度が最も高く、約70〜90%を占める。
診療のすすめ方、考え方
・平滑筋腫:単発が多く、下部2/3の食道に多い
・嚢腫:下部食道に多い
診断
・食道造影検査、食道内視鏡検査、食道超音波内視鏡検査を行い、併せて生検組織診により確定診断する。
症状
・無症状が多い
・ときに、嚥下時不快感や異物感、嚥下困難
検査
・食道造影検査
・食道内視鏡検査
・食道超音波内視鏡検査
・生検
鑑別診断
・食道癌や肉腫のような悪性腫瘍
治療、処方例
【治療】
・良性、無症状の場合:経過観察
・有症状のもの、悪性が否定できないものは切除。
・ポリープ状、小さいもの:内視鏡的切除
・平滑筋腫は粘膜下腫瘍の形態を示すため、大小に関わらず切除する。