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虫垂炎 総論

2014.12.18  メディビトの知恵   
最終更新日: 2016年12月06日
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概要

ポイント

・糞石などの閉塞起点の存在が原因となることが多い。

・自発痛は心窩部であっても、圧痛は右下腹部に認める。

・初期に嘔気や心窩部痛で出現し、その後右下腹部へ圧痛点が移動するという経過が典型的。

診断

【腹部触診】

圧痛点、筋性防御、Rosenstein徴候、Rovsing徴候、反跳痛(Blumberg徴候)、直腸指診、踵落とし試験など

 症状

・腹痛:初期は心窩部痛から発症し、やがて右下腹部に痛みが移行し限局する。

・食欲不振、吐き気、嘔吐

・発熱

 検査

・血液検査:白血球の上昇を認める。CRPの上昇は軽度のことが多い。

X線検査:炎症による右腸腰筋の不明瞭化、右下腹部の腸管麻痺像などを認める。

・超音波検査、CT検査:虫垂腫大や膿瘍形成、糞石などが認められる。(診断だけでなく、他の疾患の除外診断にも有用)

3画像遠隔画像診断.jp」より引用

 

鑑別診断

・初期症状:胃・十二指腸疾患、膵・胆道疾患

・右下腹部痛をきたす消化器疾患:結腸憩室炎、急性腸炎、クローン病、腸間膜リンパ節炎、大腸癌、腸閉塞など

・泌尿器疾患:尿管結石、腎盂腎炎など

・女性の場合:子宮外妊娠、付属器炎、卵巣出血、卵巣茎捻転、骨盤腹膜炎

治療、処方例

【治療】

・カタル性虫垂炎では抗生剤を使用することで、軽快することも多い。

・穿孔や壊死などが生じている場合には、開腹手術が基本となる。

 

禁忌


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