腹部アンギーナ(慢性腸間膜動脈閉塞症) 総論
2014.12.18 メディビトの知恵概要
・食後に腸管の相対的な虚血により腹痛が現れることがあり、これが腹部アンギーナである。
ポイント
・動脈硬化、大動脈炎、線維筋性肥厚、SMA症候群、動脈瘤による圧迫などが原因。
・食後15~30分後に腹痛を繰り返すことが特徴で、食後の運動で増悪する。
診断
・腹部に血管雑音(bruit)を聴取する。
・腹部血管造影CT検査により、狭窄部位を証明することにより診断する。
症状
・食後の腹痛
・食事摂取に恐怖感を抱くようになり、体重減少を伴うことがある。
・便秘や下痢
検査
・腹部血管造影CT検査
・MRA検査
治療、処方例
【治療】
・血行再建術を行う。