血液透析

どんな病気

腎臓の働きが健康な状態の約30%未満になると『慢性腎不全』と呼ばれます。
さらに腎不全が進行して、自覚症状が出現すると、腎代替療法(血液透析や腹膜透析)が導入されます。
透析患者数は38万人(2016年)を超えて毎年約40,000人ずつが新規導入されています。
2015年時点で日本人のおよそ390人に1人が透析療法を行っています。

透析療法には「血液透析」と「腹膜透析」の2種類があり、「血液透析」は人工腎臓の機械を使う方法で、慢性腎不全治療の主流となっています。
ダイアライザーと呼ばれる濾過装置に血液を通して濾過し、腎不全などで衰退した腎機能を補います。

腎臓の主な機能

・老廃物の排出 
・身体の水分量や様々な成分量の調整
・赤血球および血圧調整ホルモンの生成
これらの機能が低下すると、身体中に老廃物が溜まり尿毒症になるため、尿毒素を取り除くために透析が必要となります。

治療

ダイアライザーの中で、血液と透析液が半透膜を介して接することにより、体の中に溜まった尿毒素が捨てられ、体に不足している物質が補われます。
・回数:2~3回/週
・時間:4~5時間/回

血液透析の仕組み

① 前腕などに、手術で動脈と静脈をつなぎ合わせたシャント血管を作成する
② 血液を体外へ排出させ、人工腎臓(ダイアライザー)を通過させることで、血中の老廃物や余分な水分を除去し、濾過した血液を体内へ戻す

「国立循環器病研究センター 循環器病情報サービスホームページ」より引用

シャントとは

血液透析を行う際に血液を体の外に導く(体外循環)ルートと、血液を体内に戻すルートが必要になります。
シャントとは、充分な血液量が確保できるように、動脈と静脈を体内(皮下)で直接つなぎ合わせた血管のことをいいます。
1分間に200mL以上の血液を体外へ流す必要があり、動脈と静脈をつなぎ合わせることで、静脈の中に勢いの良い動脈血が流れ込み、透析に必要な血液量を確保できます。

ホームドクターからのアドバイス

シャントについて

シャントは透析を続けていくうえで必要不可欠です。
シャントを長持ちさせるために、シャントの閉塞や感染などを予防する必要があります。
 ・シャント部分を毎日観察し、朝夕2回は耳を当てて音を確認しましょう。
 ・感染しないように、常に清潔を保つよう心掛けましょう。
 ・日常生活の中ではシャント側の腕に負担をかけないように気を付けましょう。
  シャント側の腕を体の下にして寝ない、シャントをたたいたり物に強くぶつけない、シャントの側の腕で重いものを持ったりしないなどです。

予防について

糖尿病高血圧症脂質異常症高尿酸血症などの生活習慣病は、慢性腎不全になる危険を高めます。これらの病気がある場合は、治療をしっかりと行ない、生活習慣の改善に努めましょう。

・たばこは全身の動脈硬化を促進させて腎臓の動きを悪くするだけでなく、狭心症・心筋梗塞脳梗塞を高率に起こす危険性が高いことが知られています。病気を進行させないためにもたばこはやめましょう。

慢性腎臓病は、自覚症状がないまま進行していきます。健康診断の尿検査で、蛋白尿や血尿を指摘されたら、かかりつけの医師や近くの医療機関に相談しましょう。

・透析療法は週3回、1日3~5時間かかり、心身や生活上の負担が大きいものです。また透析患者さんの一人の医療費は年間に約500万円もかかる言われています。

個人でも社会全体でも慢性腎臓病の知識を知って、予防や早めの治療が大切です。

もっと調べる

参考リンク

○ 国立循環器病研究センター 循環器病情報サービス 腎不全 血液透析について
○ 日本臨床内科医会 わかりやすい病気のはなしシリーズ 腎臓病と透析治療
○ 一般社団法人 全国腎臓病協議会

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