歯周病

どんな病気

歯周病とは、歯のまわりにある歯周組織が炎症を起こしている状態で、歯周炎、歯肉炎などの総称です。

成人で歯を失う一番の原因は歯周病と言われています。

自覚症状がはっきりしないため、あきらかな歯のゆれを自覚したときには、病状がかなり進行している場合がほとんどです。
定期歯科健診と予防治療が大切です。

厚生労働省の平成26年度調査によると、「歯肉炎及び歯周疾患」で通院治療中の方はおよそ330万人ですが、歯周病が疑われる人は全国で2,200万人以上いると推定されてます。

最近は歯周病と全身の病気との関係もわかってきました。
歯周病の方は、脳卒中 2倍、心筋梗塞 2~5倍、糖尿病 2~4倍でなりやすくなります。
プラークの中にいる細菌が、歯周病の炎症を起こしている傷口から血液中に入ってしまいます。そして、血管内で毒素を産生し、血管の炎症がおこるため動脈硬化が進行します。

原因

食事をしたあと、口の中に残った食べかすが時間をかけて細菌の塊に変わります。
これをプラークと言い、歯周病の主な原因となります。
プラーク1mg中にはおよそ10億匹の細菌がいるといわれていいます。
これは便と同じ程の細菌数です。

プラークの形成されやすい要因としては、歯磨きが不十分、歯並びの不整、口呼吸などがあります。
年齢、栄養状態、糖尿病などの生活習慣病、薬剤などの要因もあります。

分類

歯肉炎:歯肉が赤くはれます。炎症は歯肉にとどまった状態です。
歯周炎:炎症が歯を支える歯槽骨まで及んで、歯槽骨がとけている状態です。

症状


• 歯ぐきが赤くはれる
• 出血する
• 歯肉が下がり、歯の根が見えて、歯が長く見えるようになる
• 膿が出る
• 口臭がある
• 歯がグラグラする
• 歯が抜けてしまう

検査

歯周ポケット検査
『プローブ』とよばれる、歯科用ものさしで歯周ポケットの深さを調べます。

歯の動揺度検査

歯のぐらつきを1本1本調べていきます。

レントゲン検査

レントゲンで骨がどのくらい溶けているかを調べます。

治療

歯周病の治療は、歯科医師、歯科衛生士だけの力ではなく、ご自身が自覚を持ち、ふだんから予防のための努力を続けることが大切です。

そのためには、日々のていねいなブラッシングが重要です。

1 歯に毛先をきちんとあてて磨く
2 小刻みに動かして磨く
3 軽い力で磨く
4 奥歯や、歯と歯の間、歯と歯ぐきの間を重点的に磨く
5 歯と歯の間はデンタルフロスや歯間ブラシを使う

 

ホームドクターからのアドバイス

最近では、歯周病は「生活習慣病」ととらえられています。
食事の習慣やストレス、不規則な生活、喫煙などは歯周病を悪化させて治りにくくします。

歯石になってしまうと、歯磨きでは取れません。
定期的に歯科医院でとってもらいましょう。
軽度の歯肉炎までの段階であれば、適切なブラッシングと、歯石をとってもらうことで改善します。

8020(ハチマルニイマル)運動
「80歳になっても20本以上自分の歯を保とう」という運動です。
「生涯、自分の歯で食べる楽しみを味わえるように」との願いから国や日本歯科医師会が啓発をしている運動です。

参考:日本歯科医師会 https://www.jda.or.jp/enlightenment/8020/index.html

 8020推進財団 

http://www.8020zaidan.or.jp/index.html

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参考リンク

8020推進財団
○ テーマパーク8020
日本生活習慣病予防協会

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