尿路結石

どんな病気

尿は腎臓から、尿管、膀胱、尿道を通って体外に排出されます。この尿の通り道を尿路といい、尿路に結石が詰まると尿路結石と呼びます。
小さい結石であれば、尿と一緒に自然に体の外に排出されます。

尿結石の自然排出

5mm以下の小結石:1か月以内に約70%、3か月で約85%、6か月で約90%
5~10mm程度の結石:1か月以内に約25%、3か月で約60%、6か月で約80%
3~6ヶ月たっても結石が排出されず、痛みや熱が続く時は、結石を取り除く治療を行います。

尿路結石症の頻度は食生活の欧米化に伴い増え、100人中4~5人に起こるいわれ、20~40歳代の男性に多く、男女比はおよそ2:1とされています。

「日本医師会ホームページ http://www.med.or.jp/forest/check/n-kesseki/01.html 」より引用

原因

・水分の摂取量が少ない
水分摂取量が少ないと尿が濃くなり、尿が濃くなると塩類が沈着しやすくなり、結石ができやすくなります。

・食生活での動物性たんぱくや動物性脂肪の過剰摂取
シュウ酸カルシウム結石が全体の70~80%を占めます。
尿路結石は体に不要になった物質(シュウ酸カルシウムなど)が結晶化して大きくなったもので、肉類などを多く食べると、シュウ酸などの物質が体内に増えます。
シュウ酸は腸のなかでカルシウムと結びつくと、便と一緒に排泄されますが、シュウ酸の量が多いと排出されなかった分は尿のなかに出てきます。
尿のなかでシュウ酸がカルシウムと結合すると、石のようなかたまりとなって排泄されにくくなり、尿管を詰まらせることになります。

症状

・突然おこる下腹部や腰、背中の激痛
・血尿
・結石が膀胱に到達すると刺激で尿が近い、排尿後すっきりしないといった膀胱炎のような症状が出ることもあります。

腎臓結石と尿管結石の違い

結石が腎臓にできても、腎臓内でじっと動いていない時にはほとんど痛みがありません。腎臓から尿管に移動し、尿管に詰まってしまうと、下腹部や腰、背中にかけて痛みを引き起こします。

検査

尿検査
血尿、尿路の感染、PHなどを検査します。

腹部レントゲン検査
結石の有無を検査します。小さな結石やX線に写りにくい結石の場合には、造影剤を使って腎臓や尿管を造影しながらレントゲン撮影を行います。

腹部超音波検査(エコー検査)、CT検査
腎盂(じんう)や尿管の状態を検査します。結石や結石による尿流閉塞の程度がわかります。

結石分析
 排出された結石の成分を分析します。結石の種類が分かると再発の予防治療の参考になることがあります。捨てずに病院に持参しましょう。

治療

薬物療法
尿管を緩めて結石を排出しやすくするお薬や、痛みに対しては鎮痛薬を内服します。

自然排石
水分を多量に摂取して尿量を増やして、自然排出を促します。
尿管の緊張を緩める内服薬も併用します。

自然排石が困難な場合
外衝撃波結石破砕術(ESWL)
結石を砕くために体外から衝撃波を加えます。砕かれた結石は尿として排出されます。
経尿道的尿管砕石術(TUL)
尿道から「尿管鏡」という細い内視鏡を挿入し、レーザーで砕石します。砕石された結石はバスケットカテーテル(結石をつかむ器具)で取り除きます。

ホームドクターからのアドバイス

予防

・心臓などに持病のない方は水分を一日2リットル程度取りましょう。
・適度な運動をしましょう。(ストレス発散にもつながります)
・就寝前の食事は控えましょう。
・バランスのとれた食生活をしましょう。(食塩や動物性たんぱく質を過剰摂取は控えましょう)
・ほうれん草、チョコレート、紅茶、たけのこなどシュウ酸の多い食べ物を控える。
・カルシウムやマグネシウムが多い食品を摂取すると、シュウ酸が消費されて結石の予防になります。
・アルコールの摂取はほどほどにする。(ビールにはプリン体含有量が多いため、尿酸結石の原因にもなります)

もっと調べる

参考リンク

○ 日本医師会 健康の森 病気をチェック! 尿路結石
○ 日本泌尿器科学会 こんな症状があったら「腎臓のあたりが痛む」

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