マダニ

どんな病気

マダニは、室内に住むハウスダストの原因となるイエダニとは異なる種類のダニです。

日本全国の森林や草地に生息しています。

山や川に入ることが多い初夏~夏の時期に被害が増えますが、ー年を通して活動をしています。

マダニは、人だけでなく動物全般の血液を吸血します。

クチバシがのこぎりのようになっていて、皮膚に差し込むと簡単には離れなくなります。

              危険性物 MANIAX http://madani.etc64.com/ より引用

生涯に三回、吸血を繰りかえして、成長をします。

  バイエル薬品 Life with Pet  http://www.bayer-pet.jp/pet/library/parasite/madani/madani03.html より引用

マダニ自らも病原菌を持っていたり、人間が刺される前に刺された動物が持っていた病原菌を媒介することで、さまざまな病気をひきおこすために注意が必要です。

マダニは吸血前でも2〜4mmと大型のダニですが、血液を吸った後はさらに大きく1センチていどにまでふくれ上がります。
体重は100倍以上にまで増えることもあるそうです。

        バイエル薬品 Life with Pet http://www.bayer-pet.jp/pet/library/parasite/madani/madani03.html より引用

原因

マダニは草や葉っぱが茂っている場所を好みます。

自然豊かな場所だけではなくて、都会の公園や河川敷にも潜んでいます。

• 山の中
• 草原
• 田園地帯
• 草の茂る河川敷
• 草木の多い公園
など

参考:バイエル薬品 Life with Pet マダニの生態とライフサイクル(動画:音声が出ます)

症状

刺されても、最初は小さいために気づかないことが多いのですが、血を吸って大きくなるとかゆみや異物感を感じます。
急にスイカの種くらいのほくろができたと感じて、気づく方もいます。

マダニに刺されると、マダニが保有する細菌やウィルスによって、さまざまな全身感染症をひきおこすことが問題となります。

マダニが関係する代表的な病気には、以下のようなものがあります。

ライム病
シカやネズミが持っているボレリアという病原体をマダニが運ぶことによって感染します。
潜伏期間は数日から一か月と長い無症状の期間があります。
まず、刺し口を中心に広がる特徴的な赤い発疹がみられます。
そのあとに、頭痛や発熱、疲労感、筋肉痛などが見られます。
悪化すると、脳や心臓にも障害を起こして死亡することもあります。
治っても、1週間から長い時には数年にわたって関節痛などの後遺症が残ることがあります。
マダニに刺された際には、効果のある抗生物質を予防的に服用しておくこともよいでしょう。

                  カラパイア http://karapaia.com/archives/51432245.html より引用

参考:厚生労働省検疫所FORTH http://www.forth.go.jp/useful/infectious/name/name40.html

重症熱性血小板減少症候群(SFTS)

2011年に特定されたSFTSウィルスによる感染症です。
ウィルスを保有しているマダニに刺されることによって発症します。
マダニのウィルスの保有率は5~15%程度と報告されています。
発生地域は西日本が中心となっています。
潜伏期間は1~2週間で、頭痛や発熱、嘔吐、下痢、筋肉痛、意識障害、出血症状などの症状が起きます。
血液検査では、血小板減少や肝機能障害が見られます。
現在、有効な治療薬はありません。
重症化すると、死に至ることがあり、致死率は6~30%ていどと高率です。
血液や体液を介して、人から人へも感染するとされていますため注意が必要です。

ダニ媒介性脳炎
野兎病
回帰熱
日本紅斑熱
など

検査

血液・咽頭拭い液・尿の検体を用いたPCR検査

治療

刺されてから、24時間以内であれば、感染率が低いといわれています。
気づいたら早めに医療機関を受診してください。

皮膚に寄生したマダニを取ることが第一の治療になります。
しかし、寄生したマダニを取る際には慎重な注意が必要です。

マダニは鋭いノコギリ状のくちばしで相手の皮膚に、しっかりと固定しているために、無理に引っ張ろうとすると口先だけが皮膚の中に残ってしまいます。
クチバシが残ると、その後数カ月から数年間にわたって、皮膚の炎症が続くことがあります。

また、皮膚から無理に取ろうとすると、病原体を体の中に注入させてしまったうことがあります。
誤ってつぶしてしまうと、マダニの体内にいる病原体から、他の人に感染が広がることがあります。
中には、傷のない健康な皮膚からも感染できる、感染力の強い病原体もいるため、手で直接触らずに、手袋などをして処置をしましょう。

できるだけ医療機関を受診して、皮膚を切開して、皮膚に刺さったクチバシごと取り除く方法が確実です。

抗生物質

マダニが媒介する一部の病原体には、有効な抗生物質があります。
マダニを切除後に抗生物質を予防的に内服することがあります。

ホームドクターからのアドバイス

上記のようにマダニはさまざまな病気をひきおこすことがあり、感染の予防対策がとても大切になります。

春から秋にかけて出かける際にはとくに注意をしてください。
草むらや藪などのマダニが多い場所に入る場合には、長袖、長ズボン、靴下、足を完全におおう靴を着用して、できるかぎり肌の露出を少なくしてください。
また、帰宅後や入浴時に、全身をチェックしましょう。

      国立感染症研究所 http://www.nih.go.jp/niid/ja/sfts/2287-ent/3964-madanitaisaku.html より引用

詳しい虫よけの方法は虫刺されもご参考にしてください。

ペット
マダニはペットにも感染します。
いっしょに山や野原に遊びに行った後には、ペットもマダニに刺されていないかをチェックしてあげましょう

もっと調べる

参考リンク

みんなの健康百科 応急手当 虫刺され
〇 長野県 感染症対策 野生に生息するダニの感染症に気をつけましょう
NIID国立感染症研究所
危厚生労働省検疫所 FORTH
日本皮膚科学会
険性物MANIAX
バイエル薬品 Life with Pet
〇 カラパイア

初診に適した科

皮膚科

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