医良人コラム
19/6/12

第15回 家庭での意識が感染防ぐ

1月は信州にもインフルエンザの猛威が吹き荒れました。喉元を過ぎていない今こそ感染や予防のおさらいをしましょう。

感染はステップに分けると理解しやすくなります。

①寒くなり乾燥するとウイルスが活発になる

②感染した1つのウイルスは半日で100万個まで増殖する

③感染して2~3日後に発熱や咳(せき)などの症状が現れ、約1週間ウイルスを排出する④咳やくしゃみにより他の人にうつる。この繰り返しによって爆発的に広がります。

対策は、ウイルスの活動を抑えるため室内の保温と湿度を50%以上を保つこと。人混みに近寄らない、手洗い、アルコール消毒、うがい、予防接種です。当たり前ですが、ウイルスが体に入って来なければ感染しません。

特に大切なのは、人に広げない対策です。可能な限り1週間外出を控え、家では家族と部屋を分けてください。感染者のウイルスを含む咳やくしゃみのしぶきを吸い込む、しぶきが付いている部分に触れた手で目や鼻、口へウイルスを運ぶことで感染が成立します。

他の人にうつさないためにもマスクの着用と、咳が出る時はティッシュやハンカチ、上着の内側や袖などで口や鼻を覆う「せきエチケット」を普段から実践して流行を防ぎましょう。

先日、神奈川県の中学校で生徒たちが机やドアノブのアルコール除菌活動を始めたところ、昨年度133人だった感染者数が今冬は19人に減少したとの報道を見て、すぐに問い合わせてみました。

教頭先生は「その後も生徒や教師に感染は広がらず効果を実感している。除菌作業によって各家庭の意識が高まったことが、良い結果につながっている」とおっしゃっていました。

 

(2019年2月26日(火)付MGプレスから)

 

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